スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

青色LED訴訟

和解成立 日亜が8億4391万円支払い

ちょっと話が古くなってしまうが、これについて考えさせられることがあったので一言。
同様の訴訟が相次いで、最近は発明の対価をきちんと従業員に払うべきだという風潮になってきている。確かに、そのほうが従業員のモチベーションは上がると思う。

ただ、600億の一審判決はあまりにも馬鹿げている。売り上げが上がったのは結果であって、発明の当時は、そこまでの売り上げになるとは見込めなかったはずだ。また発明がどれほど素晴らしくても、応用し、売る能力がなければ、売り上げには結びつかない。
まあ、一審判決は、日亜側が1円も出さないような姿勢に出てきて、裁判所が証拠として一切採用しなかったのも大きいが。

中村教授が、すべての施設を自前で用意し、あるいはその使用料を払い、特許をすべて自分で保護していたなら、相応の額を得ていたかもしれない。

やはりビジネスでは、誰が投資を行い、だれが権利を行ったかというのが大きい。少し前にテレビで、メモを止める文具の発明を行い、売り上げが40億にも上ったが、発明者当人には、研究開発費を本人が負担したわけではなかったので、1億しか入らなかったという話がある。研究開発は外れれば費用だけが無駄になる。誰がリスクを負うかが問題だ。

ある部分での研究開発は成功したが、ある部分では失敗した場合、成功分で失敗分を補填しなければならない。そう考えると、成功した部分だけでその売り上げを分かつというわけにはいかない。

また、チームワークというのも重要だ。一人ですべてするよりもチームで行った方が成果が出る場合が多い。たった一人の個人事業主が大企業に太刀打ちするのは難しい。
またそうした場合、各人へは、成果への貢献度で報酬を分割していく形になるだろうが、先の失敗補填でなかなか難しい。

中村氏が、日本は依然、滅私奉公体質だ、という。最近、こういう訴訟が認められているところを見ると、その体質は崩れつつあると思うが、やはり企業に依存している社員側にも問題がある。社員は会社に一生保護してもらう代わりに、個を明け渡す。

この辺のバランスというものは難しい。企業を完全成果主義にしてしまえば、中村氏の報酬は要望どおりだったかもしれないが、その代わり成果を出せなかった研究者はすべて報酬なしということになるだろう。

リスクとリターンの関係、成果主義という観点で、バランスを取るのがいいだろうと思う。

関連記事
スポンサーサイト

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

技術者は流出するのか

<BR> 青色LED訴訟が和解 発明対価など8億4千万円で決着 青色発光ダイオード(LED)の発明対価をめぐり、発明者で米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の中村修二氏(50)が、元勤務先の日亜化学工業(徳島県阿南市)を相手に約200億円の支払いを求めた訴訟

コメント

非公開コメント

プロフィール

dayan

Author:dayan
小職は、SE(システムエンジニア)を専門としておりますが、技術的な情報を中心に、それ以外に経済関連の日記、たわいもない日記も載せていきます。
[公式HPもよろしく!]

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
月別アーカイブ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。